Invisible Paths: First Scattering

「Invisible Paths: First Scattering／Steve Coleman」(tzadik)。16曲71分。
なぜかTzadik から出たスティーヴ・コールマンの最新作。以前に書いたとおり、アルトサックスソロのアルバム。昨日の「Birds and Bees」と一緒に紹介しておけばよかったかもしれない（笑）。
Tzadik ということで、フリー寄りかと思うと、そんなことはなく、バップを基調としたコールマン節である。ただし、ソロのせいか、テンポのせいか、昔ほど『屈折』はしていない。また、インドからエジプトを旅してきたと帯に書いてあるように、東方的なフレージングも顔をのぞかせる。近年のアルバムではワールドミュージック的要素を導入してきているが、本作もそうした変化の延長線上だろうか。
ちなみに、ぼくにとって、フリーでないサックスソロ70分は、ちとキツイ（苦笑）。