あうとわ~ど・ばうんど

Powerhouse Sound

Oslo/Chicago: BreaksOslo/Chicago: Breaks/Powerhouse Sound」(atavistic)。2枚組、全13曲125分。disc1:Ingebrigt Haker Flaten(elb)Lasse Marhaug(electronics)Nate McBride(elb)Paal Nilssen-Love(ds)Ken Vandermark(ts)。disc2:John Hernden(ds)Nate McBride(elb)Jeff Parker(g)Vandermark(ts)。
ヴァンダーマークの新プロジェクト。1枚目が05年オスロ、2枚目が06年シカゴでの録音。エレクトリックフリージャズファンクとでも呼ぼうか。たまらんサウンドだ(ちなみに、マイルスに捧げるとクレジットされた1-④,2-⑤「2-1-75」という曲。このタイトル、アガパンの録音日ではないか。残念ながらアガパンには全く似てませんが)。なんと言っても、ヴァンダーマークが全編テナーサックスでバリバリ吹きまくっているのが嬉しい。
1枚目にはフラーテンやニルセンラヴが参加。前半はアレレという感じもあったが、後半、ヴァンダーマークとニルセンラヴがガンガンと盛り上げる展開にしびれた。のだが、好きなニルセンラヴには申し訳ないが、ハイライトは2枚目だ。ジェフ・パーカー。初めて聴いたけれど、超ノリノリから超ノイジーまで、変幻自在のギターがカッコイイ。もちろんヴァンダーマークも素晴らしい! 傑作です。