あうとわ~ど・ばうんど

Ode to Life

Ode to Liveなんだか無性に「Ode to Live/Don Pullen & The African-Brazilian Connection」(blue note)が聴きたくなり。93年、全7曲59分。Pullen(p)Carlos Ward(as,fl)Nilson Matta(b)Guilherme Franco(timba,berimbau,per)Mor Thiam(djembe,tabula,rainstics,wind chimes,vo)。
盟友ジョージ・アダムスの死の3ヶ月後に吹き込まれたプーレンの作品。なんといっても、アダムスに捧げた④「Ah, George, We Hardly Knew Ya」だ。アダムスが好きだったというラテン風味をほんのりきかせた美しいバラードである(余談だがこの曲。当然これが初吹き込みだと思っていたら、実は違って、アダムスの死の翌月に既にRootsというバンド(アーサー・プライス、ネイサン・デイヴィス、チコ・フリーマン、サム・リヴァースの4管!)の「Stablemates」で吹き込まれていた。この時はプライスのアルトがフィーチャーされ、プライスも気に入ってレパートリーにしたらしく、00年のアルバム「SPIRITS IN THE FIELD」で演奏している。以上、余談でした)。
アルバムのライナーノーツに、プーレン自身がアダムスへの思いを綴っているが、最後のほうでこう書いている。『See you later, George.』。3年後にアダムスに会いに行くことになると、プーレンは気づいていたのかどうか。