あうとわ~ど・ばうんど

Hidros One

Hidros One
旧譜より。「Hidros One/Mats Gustafsson & Nu-Ensemblen」(caprice)。97年、全9曲73分。Axel Dorner(tp)Gunter Christmann(tb,cello)Per-Ake Holmlander(tuba,cimbasso,aluminium tube)Mats Gustafsson(ss,ts,bs,flutephone,french flageolet,cond)Fredrik Lyungkvist(ts,bs,cl)Fred Lonberg-Holm(cello)Sten Sandell(p,prepared-p,pipe-org)Barry Guy(b)Raymond Strid(ds)。
フリージャズのオーケストラ。現在の目で見れば、とんでもないオールスターズである。③「A, B, C, D, E」が、とりわけ気に入った。静けさの中から、もやもやとした音が立ち上ってくる。それははっきりした形に移り変わってゆき、かすかな単音メロディーになる。それにつれて、さまざまな音たちが加わってくる。徐々に徐々にくっきりした音列が現れ、ゆっくりゆっくり音量が増してゆく。そして気がついた時には・・・怒涛の音の洪水に飲み込まれている。しびれるなー。