EXOTICA
昨日のくたくたにゃんさんのブログを読んでから、今日は一日、これの1曲目が頭の中に鳴り響いてた。「EXOTICA/Kip Hanrahan」。92年、全11曲58分。
キップ・ハンラハンがらみで、たしか一番最初に買ったアルバム。これにハマって、その後、イースト・ワークス配給のアメリカン・クラーヴェ作品を買い揃えることになった(12月16日参照)。
さて、①「You can tell a Guy by his Anger」だ。ジャック・ブルースの投げやりな(ようにも聞こえる)ヴォーカルが延々と続いた3分30秒過ぎ、ドン・プーレンのピアノが一気に切り込む。こっこっこの瞬間。ハートをぐっと鷲掴みされる(これが一日鳴り響いてました)。その後のピアノソロも最高。アルバム自体は、キップ作品にしては珍しくパーカッション類が控えめで、その分スタイリッシュなサウンドに仕上がっている。とにかく、全編にわたってプーレンのピアノ&オルガンが超カッコイイ。
キップに興味があるけどどれを聴いたらいいか分からないという人は、アメリカン・クラーヴェにはキップ自身が編集したアンソロジーが3作品(「anthology」「Drawn from Memory」「I was born, but...」)あるので、聴いて気に入った曲が収録されているアルバムを買い求めるといいかもしれません(って、誰に言ってんだ?)。