あうとわ~ど・ばうんど

Slaves Mass

エリントンの次の日がこれかよ。という感じですが。
Slaves Mass/Hermeto Pascoal」を聴く。04年の再発盤(オリジナルは77年)、全10曲77分。
①「Mixing Pot」、おやリターン・トゥ・フォーエヴァー(第1期)かいな、などと思っていると、ウェザー・リポート(第2期)のようにもなったりする。CD追加3曲のうち⑨「Pica Pou」⑩「Star Trap」も、RTF+WR+アルファな、極めて真っ当な70年代ジャズ〜クロスオーヴァーぶり。④「Cannon」は『キャノンボール・アダレイに捧ぐ』と書いてるくせに、どこがキャノンボールなんだか、むしろこのフルートはラサーンもどきじゃないかという感じ。他の曲では、様々な効果音をコラージュしたり、素っ頓狂なスキャット、デュオのようなピアノソロなど、いろいろな趣向。んー、ま、嫌いではありませんが。
ところで、裏ジャケでパスコアールが豚を抱いているが、タイトル曲②冒頭でも豚の鳴き声の効果音(アイアートが担当)を使っていたり、この人は豚に相当のこだわりがあるんだろうか?