あうとわ~ど・ばうんど

Outward Bound

アウトワード・バウンド+3エリック・ドルフィー生誕79周年記念日。
ブログタイトルの基となったデビュー作、「Outward BoundEric Dolphy」(60年、9曲61分) を聴きながら。
ドルフィーのフレージングについて、かつて何度か「無調感」という語彙を用いたが、それはオーネットにおける調性のなさとはまた異なっている。これは極私的感覚理解だが、オーネットのフレーズはカラフルで、曲の箇所箇所で思い思いの色を塗り分ける。ドルフィーの場合はそれに対してモノクロームに近く、濃淡の幅で表現している。とでも言ったらいいか。で、ぼくはオーネットよりもドルフィーが好きなわけだけど、カラーよりモノクロが好きなわけではない。何が言いたいのか、自分でもよく分からないのだが(苦笑)、そんなことをだらだらと考えていた。