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Eve Risser White Desert Orchestra - Les deux versants se regardent

新譜 Eve Risser

Clean Feed に直接注文していた新譜が届いた。まずはこのアルバムから聴く。

LES DEUX VERSANTS SE R

LES DEUX VERSANTS SE R

Eve Risser White Desert Orchestra - Les deux versants se regardent
Eve Risser(p, prepared p, composition, vo) Sylvaine Hélary(fl, afl, bass fl, piccolo, vo) Antonin-Tri Hoang(as, cl, bcl) Benjamin Dousteyssier(ts, bass sax) Sophie Bernado(bassoon, vo) Eivind Lønning(tp, piccolo tp) Fidel Fourneyron(tb) Julien Desprez(elg, electro-acoustic guitar) Fanny Lasfargues(electro-acoustic bass guitar, vo) Sylvain Darrifourcq(ds, per)


一昨年のメールスフェスティバル(のストリーム中継)で、何気なく観ていたらいつの間にか惹き込まれ、その感動的なステージが印象的だった Eve Risser の White Desert Orchestra が、満を持してのニューアルバムリリースである。メールスでは終盤、コーラス隊が大挙しての大合唱となったような記憶がある(「印象的だった」と言っておきながら、実は曖昧である)が、本作は10人編成のオーケストラのみによる演奏だ。

「White Desert」というのは、てっきり雪原か何かの比喩だろうと勝手に思い込んでいたのだが、文字通り白い砂漠のことであって、リーダーの Eve Risser がそうした風景を念頭に作ったとおぼしきオリジナル8曲と、Eve も参加した「Orchestre National de Jazz (ONJ) Shut Up And Dance」(11年1月24日参照)で演奏されていた John Hollenbeck の「Shaking Peace」が収録されている。

オーケストラとしての作曲のあり方のコンセプトは統一されているようであるが、アルバム全体のコンセプトとしては統一されているような統一されていないような感じで、さまざまな曲想が味わえる。フィーチャーされているソロイストたちも、時に曲のムードを食い破ろうとするかのようなアグレッシブなソロを取ることがあるが、それがまた逆に曲のムードの補強にもなっていて、リーダーの作曲や構成の巧みさにも感心する。


試聴

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