あうとわ~ど・ばうんど

Charles Gayle Trio - Christ Everlasting

チャールズ・ゲイルの新譜を聴く。



Charles Gayle Trio - Christ Everlasting
For Tune, 2015)
Charles Gayle(ts, p) Kasawery Wójciński(b) Klaus Kugel(ds)


ESP-Disk'からの「Look Up」以来3年ぶりの新作。2014年4月録音。ところで、ゲイルのアルバムはここのところずっとトリオばかりで、しかも全てメンバーが異なっている。(それにしても「永遠のキリスト」とは凄いタイトルだな)

今作は全9曲で、「Ghosts」のほか、「Oleo」や「Giant Steps」などもやっているが、スタンダードでのアドリブはいつものように「何となくそんな感じ」である。テナーサックスによる激しいブロウの一方で、ピアノによる演奏が4曲と、ちょっと多めなのが気にかかる。思えばゲイルも76歳。吹いて吹いて吹きまくるのは、さすがにきついのだろうか。しかし、それでもやはり、彼のテナーサックスの音には震える。それは変わらない。これほど音に、血潮を、肉体性を、感じさせるミュージシャンは他にいない。


参考動画(アルバムメンバーによる最近の演奏)

www.youtube.com