あうとわ~ど・ばうんど

Out Front

アウト・フロント久々に「アウト・フロントブッカー・リトル」(candid)を聴く。61年、全7曲44分。リトル(tp)エリック・ドルフィー(as,bcl,fl)ドン・フリードマン(p)アート・デイヴィス(b)ロン・カーター(b)マックス・ローチ(ds)ジュリアン・プリースター(tb)。
この不穏な3管ハーモニーが、本当に大好きだ。さらに病的で重く陰鬱な「ブッカー・リトル・アンド・フレンド」も大好きなのだけれど、ドルフィー入りの本盤もやはりたまらない。特に②「Strength and Sanity」④「Moods in Free Time」⑤「Man of Words」の、白日夢のような禍々しい美しさといったら! こういう音楽に比べると、ハードバップなんてお子様ランチみたいなもんだ。