あうとわ~ど・ばうんど

Where?

Where先日の作品とともに入手したのだが、これは聴いたことのない音源ではなく、今は手元になくて、久しぶりに聴こうかなあ1000円だし、と購入したもの。「WhereRon Carter with Eric Dolphy, Mal Waldron」(new jazz/prestige)。61年、全6曲36分。Cater(b,cello)Dolphy(as,bcl,fl)Waldron(p)George Duvivier(b)Charles Persip(ds)。
うーん。久しぶりに聴くとしみるなあ。特に、かつてもよく聴いた③「Softly, as in a Morning Sunrise」。ちょっと変てこな比喩を使わせてもらう。調性(という言葉でいいのかどうか最近音楽用語を忘れまくってるので)という一本の線があったとして、ドルフィーはその線を跨いで、複雑怪奇なステップを踏む。だが決して線を踏まず異常なスピードで突進してゆく。ただブリッジ部分では意図的にか線を半分踏んでいるのだが、その華麗な足さばきは一見変わりなく、目を(実際は耳を)完全に奪われてしまう。そんな感じ。