CRISCO 3 - You can never please anybody
Edoardo Marraffa の18年ぶりの無伴奏ソロアルバム(11月4日更新の JazzTokyo でレビュー予定)をレーベルに直接注文した際、予約特典としてレーベル初期作3枚のうち1枚をオマケするので希望を教えてほしいと連絡があり、PBB参加の本作を選んだ。
CRISCO 3 - You can never please anybody
(Aut Records, 2011)
Francesco Bigoni (ts, cl), Piero Bittolo Bon (as, acl), Beppe Scardino (bs, bcl)
サックスアンサンブルのグループと言えば、ジャズの世界ではWSQをはじめ、ほとんどが四重奏であるのに対し、本グループはなぜか三重奏である。アンサンブルの厚みという点では、たった一音の違いなのに、とても薄いという印象を受けてしまうのは仕方ないが、緻密なコンポジションとアレンジがグループのコンセプトのようだ。メンバーがブロウする展開もそう多くないとはいえ、時折、雲間から指す光のようにPBBの輝かしいアルトサックスがひるがえる瞬間は、やはり心が躍るのである。
参考動画
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