Eloisa Manera - Invisible Cities
PBB の新作「Big Hell on Air」(8月13日参照)が満を持して国内入荷と相成ったが(ただし、ディスクユニオンのインフォは間違いで「初リーダー作」ではない)、機を一にして Aut Records からも参加作がリリースされている。
Eloisa Manera - Invisible Cities
(Aut Records, 2016)
Eloisa Manera(vln, voice, compositions, arr) Gianluca Barbaro(recorders, ewi) Piero Bittolo Bon(as, bs, cl) Andrea Baronchelli(tb) Pasquale Mirra(vib) Danilo Gallo(b, elb) Ferdinando Faraò(ds) Roberto Zanisi(cümbüş, cifteli, bouzuki, per, voice, objects) Walter Buonanno "Bonnot"(electronics)
リーダーはイタリアの女性ヴァイオリン奏者で、アルバムで展開されているのはコンテンポラリージャズというべきだろう。アルバムタイトルはもちろん、収録されている12曲すべての題名に「Cities」と名付けられ、さまざまな効果音的演出なども駆使しながら、言ってみればさまざまな「都市」を旅するように聴かれるべき音楽、とでもいうコンセプトだろうか。まあ私の耳は常に PBB のサックスの音に惹きつけられていて、彼のプレイはどんなフォーマット・セッティングであろうと、いつだって爽快に、魅力的に響くのだ。