あうとわ~ど・ばうんど

Forebrace - Steeped

Relative Pitch Records の新譜を聴く。


Forebrace - Steeped
Relative Pitch Records, 2016)
Alex Ward(cl, amplifier) Roberto Sassi(elg) Santiago Horro(elb) Jem Doulton(ds)


レックス・ワードの新作。アレックスというと私は元々、彼のアグレッシヴなギタープレイを愛していたのだけれど、最近はようやくリード奏者としての魅力にも開眼しつつある。この作品ではギターはグループのメンバーにお任せで、彼自身は全編にわたってクラリネットを駆使している(メンバーは知らない人たちばかりだけれど、名前から察するにイタリア系だろうか)。エレクトリックギターやベースによるファンクネスなサウンドの上をアレックスのクラリネットが飛翔するさまは、(○○のようだ、という表現はあまり好ましくないことは承知の上で)KIKI BAND で梅津和時さんがクラリネットを演奏している時に似て、とても爽快である。