あうとわ~ど・ばうんど

Tribute to John Coltrane

長く廃盤となっていた87年ライブアンダーザスカイの「トリビュート・トゥ・ジョン・コルトレーン」が20数年ぶりに再発された。

Wayne Shorter(ss) David Liebman(ss) Richie Beirach(p) Eddie Gomez(b) Jack DeJohnette(ds)


懐かしさにかられて購入した。DVDは今でも容易に入手できるようだし、YouTube にも全映像がアップロードされているが、CDだけはなぜか非常に入手困難で、以前ある時どうしてもCDが欲しくなったが(適正価格では)発見できず身悶えした経験があるだけに、今回の再発は喜ばしい。既に何度も聴いて(観て)いるものの、やはりいいなあ。


ちなみに、このアルバムのこととなると、思いだす学生時代のエピソードが一つ。最近までグレゴリー・ポーターのグループに在籍していたサックス奏者の佐藤洋祐(当時の彼は、私とは別のジャズ研のトランペット奏者だった)と私、私と同じジャズ研の女性サックス奏者、他にも誰かいたような気がするが、というメンバー(ちなみに全員同級生)で車に乗っていて、女性サックス奏者(彼女が運転していたのだったか)が大好きだった本作をダビングしたカセットテープを車内に流した時の、佐藤の言葉が忘れられない。「ああ、これ、おもしろいんだよ。ウェインがおっかしくってさあ。デイヴはおっかないの」。このアルバムの演奏(特に「Mr. P. C.」)を聴くと、佐藤はたぶん忘れてるだろうが「おっかしい」「おっかない」という言い得て妙な二つの韻を踏んだフレーズと共に、あのドライヴを思いだす。


ところで当時から疑問なんだけど、このジャケットはいったい何なんでしょうねえ?


参考動画

www.youtube.com