あうとわ~ど・ばうんど

guitto gargle

Piero Bittolo Bon の参加作をリサーチしていたら、比較的入手しやすいものを発見したのでご紹介。

GUITTO GARGLE

GUITTO GARGLE

Silvia Bolognesi(b) Piero Bittolo Bon(sax, fl, cl) Alberto Fiori(p) Simone Schirru(g) Simone Sfameli(ds)


これまで聴いた PBB 作品のなかで最も「ジャズ的」な演奏である。とはいえ、PBB はいつものようにメカニカルなフレージングからフリーアプローチ、咆哮、しっとりした歌い上げ、マウスピースのみの吹奏、等々、考えられる限りのテクニックを駆使して、矢継ぎ早に縦横無尽に場面を展開させているのであって、グループのフォーマットのおかげでジャズ的な成分が強めに聴こえる、と言っていいのかもしれない。

ギターとピアノをはじめ他のメンバーも皆、PBB と同じレベルで動き回り、自由でグルーヴィーでプログレッシヴで狂熱的な世界をつくり出しているが、やはり PBB の素晴らしさに耳が引きつけられる。アルトやバリトンが凄いのは分かっているのだが、バスクラリネットもとっても滋味深い。あらためて惚れ直した。


参考動画


ところで、先日のエントリに対して、なんと PBB 本人からコメントがあり、その後、Twitter 仲間の協力で記事内容を英訳して送ったり、メールのやり取りをした。来年、日本ツアーを考えているとのことで、ぜひとも実現させてもらいたいと切に願う。