あうとわ~ど・ばうんど

Velvet Blue / Harrison Bankhead Quartet

Velvet Blue

Velvet Blue

Harrison Bankhead(b) Ed Wilkerson(ts, cl, acl, didgeridoo, harmonica) Mars Williams(as, ts, ss, kalimba) Avreeayl Ra(ds, thumb piano)

期待に違わぬ好内容。前作(11年6月12日参照)のセクステットからヴァイオリンとパーカッションが抜け(その分を残った(リーダー除く)3人でカバーしている感じもある)カルテットとなったことで、サウンドはさらにハードになった印象。

マーズ・ウィリアムズが本気で爆発(それでも、どこか余裕が感じられるのがこの人らしい)した時はやっぱり凄い。むろん、凄いのはマーズだけじゃない。ベースがリーダーであることをその存在感が如実に感じさせるし、ソリッドなマーズに対してスモーキーなエド・ウィルカーソンとの対比も一層際立っているし、ドラムも見事。

全体としても、何しろ「バンド」であることの意味が非常によく分かる。ジャケは相変わらずチープだが、とにかく今回もすばらしい。リーダーの名前の綴りも、間違えられていないし(笑)


参考動画