あうとわ~ど・ばうんど

Wayne Shorter / Moto Grosso Feio

モト・グロッソ・フェイオ

モト・グロッソ・フェイオ

Wayne Shorter(ss, ts) John McLaughlin(12 string-g) Dave Holland(g, b) Ron Carter(b, cello) Miroslav Vitous(b) Chick Corea(marimba, ds, per) Michelin Prell(ds, per)


このアルバムが国内初CD化されると聞いて、発売日にCD屋に走った(が、なぜか売ってなかった。翌日は多忙だったがどうにか時間を作ってCD屋に寄り無事入手した)。
Odyssey of Iska」は好きで、昔(CDとしては)けっこう高額で入手した盤をたまあに聴くのだが、本盤は聴いたことがなかったのである。ジャケットは「Iska」の残り写真と思われるが、音楽も「Iska」に通じるような、めくるめく音世界が展開される。良いな。
帯には『問題作』などと書かれているが、問題扱いすることもなかろう、普通に傑作だと思う。(ウェザー・リポート結成前夜とはいえ、ショーター自身のサックスは実のところ、直前まで在籍したマイルス・ロストクインテットでの演奏と特に変わるものでないし、サウンドもロストクインテットを思い出す所多々という感じ。そういえば、マイルスで思いだしたが、「Miles Davis Quintet: Live in Europe 1969」というCDが出るようですな。「1969マイルス」と翌日のライブ、「Swedish Devil」が収録されるのだとか)
Super Nova」も含めて俗に三部作と呼ばれることもあるようだが、恥ずかしながら告白すると、実は「Super Nova」が好きでない。が、この機会に聴き直してみるのもよいかもしれない。