あうとわ~ど・ばうんど

Renku in Coimbra

RENKU IN COIMBRA
RENKU IN COIMBRA/Michael Attias」(clean feed)。8曲46分。Michael Attias(as) John Hebert(b) Satoshi Takeishi(ds, per) Russ Lossing(p)
今回買った Clean Feed の新作の中で、事前に一番気になっていたのが、実はこの作品。
マイケル・アティアスは、やはり Clean Feed からの「Re: Action/Sean Conly」(一昨年10月1日参照)でトニー・マラビーと2管を形成していて、そこで聴いて、良いアルト(およびバリトン)だと思っていた。ただし、一般ジャズファンには菊地雅章ポール・モチアンとの共演(未聴)で記憶している人が多いかもしれない。
彼は1968年、イスラエル生まれ。94年からNYで活動し、リー・コニッツやアンソニー・ブラクストンに師事したという(via「http://www.musicfield.jp/harada_kazunori/25.html」)。
ラクストン門下と言えば、おなじみスティーヴ・リーマンもそうだが、アティアスもまた屈折感・跳躍感のあるフレージングを多用する。しかし、リーマンに比べると地味というか、変化をナチュラルに聴かせる感じ、だろうか。派手さは無いものの音色はとても良く、聴き込むうち惹き付けられた。