ばんけいジャズ 第2夜
ばんけいスキー場でのフェスが終わったからと言って、『ばんけいジャズ』が終わったわけではない。昨夜は『Sapporo Night Jazz Jack』と題し、ばんけい出演者たちが札幌市内各所でライブを繰り広げた。その中、ぼくは札幌くうへ。
第1部 小山彰太-石田幹雄 Session
小山彰太(ds) 石田幹雄(p) 蛇池雅人(as) 菅原昇司(tb) 北垣 響(b)
第2部 原田依幸(p) Solo
第1部はセッションらしく1曲1曲長く、6曲で計1時間半以上の熱演。5曲が石田のオリジナル曲。ホーン陣がどんなにいいソロを取っても、石田がワールド全開ですべて持っていってしまうような構図で、石田ファンの自分には非常に楽しめた。
対して第2部は、原田による峻厳なピアノソロ。とびきり熱い、と同時に凄まじく冷たい、という不思議な音で、ひたすら疾走しまくり優しく包み込み・・・と説明しても、目の前で繰り広げられた情景の100分の1も再現できてはいない。とにかく素晴らしかった。アンコール、極上のバラードに燃え尽きた。
追記。
ライブ後、今回はスタッフとして働いていた、某地元若手ミュージシャンが言った。「今年は終わってしまったけれど、来年はあの舞台に立っている。そういう目標があるから、ぼくは頑張れるんです」