あうとわ~ど・ばうんど

Elvin Jones Live at The Lighthouse

エルヴィンの「ライトハウス」が再発されると知った時、なんだようやくか、でも中古で定価より高かったとは言え10年前の国内盤を今は持ってる(07年1月9日参照)からいいや、と思っていたのだが、いざ再発されてみて、念のためインフォを見てみると曲が多い。調べてみると、どうやらぼくの持ってる盤はオリジナルに忠実に再発したもので、米国盤に存在している6曲ものオリジナル未収録曲はなく、国内盤としては今回が初のコンプリート化(曲順も違う)と知り愕然。おそらくこれも気がついたら入手不能になっているだろうと思って、慌ててCD屋に走りましたよ。あな憎きはEMI(笑)。
コンプリート・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス
コンプリート・ライヴ・アット・ザ・ライトハウスエルヴィン・ジョーンズ」(blue note)。72年、2枚組、14曲153分。Elvin Jones(ds) David Liebman(ts,ss) Steve Grossman(ts,ss) Gene Perla(b)
いやはややはり凄まじい。70分も収録時間が増えて、さぞや疲れるだろうと思ったら、むしろ逆で、奔流に飲み込まれ揉まれ揉まれるほどに心地よく、オリジナルの80分ヴァージョンより聴後感はすっきり爽快だったから不思議。エルヴィン魔術か?
最近、やたら70年代づいているが、70年代のジャズって本当に面白い。
ところで、この空虚なライナーノートは一体何だろう。無意味な対談。『プロのファンが買うから、バイオは必要ない』などと言っておきながら、バイオを口にして、しかも間違っている。バカだなあ(笑)。