Lebenslauf

「レーベンスラウフ Lebenslauf／AAS(アァス)」（studio wee/nokto）。9曲58分。立花秀輝(as) 山口コーイチ(p) カイドーユタカ(b) 磯部潤(ds)
おなじみのミュージシャンの別の一面、あるいは新人の作品を紹介するというスタジオ・ウィーのサブ・レーベル『Studio Wee / Nokto』第2弾作品（ちなみに第1弾は林栄一の「Birds And Bees」＝昨年8月2日参照）。
渋さ知らズの一連の作品や、最近は片山広明の「dust off」への参加で知られる立花秀輝のことは、今までに何度か書いているけれど、渋さのライブ映像でその姿に触れて以来、とても注目しているアルトサックス奏者。AASは、そんな彼が約10年間率いているグループで、2000年の横濱ジャズプロムナード・コンペティションでも受賞実績があるという。
地方在住者にとっては、立花のサイトから自主制作盤（4枚。そのうちの1枚「幻夜」については昨年9月7日に書いた）を入手するぐらいしか方法がなかったのだけれど、ステジオ・ウィーからリリースされたことでもっと広く注目を集めることになりそうで喜ばしい。
本盤では、エスパソの「朝朗」（一昨年7月24日参照）で演奏されていた「スプートニク」のAAS版が聴けるのも嬉しいが、8曲目の「T/A」が、『中央線ジャズ』の正統系譜に連なる白熱の演奏で、しびれまくった。

立花の YouTube 動画（ソロ）

ほかにも7本あり、全部再生すると計1時間弱になります。
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