あうとわ~ど・ばうんど

No One Ever Works Alone

2月は音楽の聴き方が何だか極端な気がするが、飽きもせず行こう。「No One Ever Works Alone/SONORE」(okka)。03年、全7曲67分。Mats Gustafsson(ts,bs)Ken Vandermark(bcl,ts,bs)Peter Brotzmann(acl,tarogato,as,ts,bass-sax)。
いやはや、メンツを見ただけで興奮、満足してしまうトリオ。もちろん音も最高なのです。猛獣合戦だけではない。深く豊かで薫り高い『歌』もある。世の中には、『ジャズとはかくかくしかじかのものである』と勝手に狭い枠内に押し込み、虚心に耳を傾けもせずにフリージャズと聞いただけで頭ごなしに否定し、演奏を聴いたとしても何事も感じ取れないたぐいの人たちがいるらしいけれど、非常に不幸なことだと思う。