あうとわ~ど・ばうんど

Teatro

Teatro/Amado/Kessler/Nilssen-Love」(european echoes)。全4曲49分。Rodrigo Amado(ts,bs)Kent Kessler(b)Paal Nilssen-Love(ds)。
ポルトガルの超優良レーベルClean Feedの系列になる(らしい)新レーベル第1弾作品だそうである。ロドリゴ・アマド(と読むのか?)というサックス奏者のことは知らなかったけれど、ケン・ヴァンダーマークらとのDKVに参加するケスラー、やはりヴァンダーマークとのFMEやマツ・グスタフソンらとのThe Thingに参加するニルセンラヴが相手を務めるとあっては聴き逃す手はない、と思い入手。結果は正解だった。
アマドは、そのヴァンダーマークやグスタフソンと同年代のようである。2人と比べるとやや切れ味鈍しという気がするけれど、ここぞの突進力に目を見張るものがある。特に②「Pandora's Box」。中盤と終盤2度のヤマがあるが、終盤が白眉。この咆哮がとても心地よい。むろん、煽りまくるニルセンラヴ、がっちり支えるケスラーも素晴らしい。とにかく、また1人楽しみなサックス奏者が増えた。