あうとわ~ど・ばうんど

in the time of darkness

気づくと最近はとんと買っていないが、一時、マイルスのブートにハマッた。これは、買い始めた最初のころに入手した一枚だったはず。「in the time of darkness/Miles Davis」(mega disc)。90年、全8曲71分。Miles(tp,key)Kenny Garrett(as)ケイ赤城(syn)Foley(glead-b,vo)Ricard Patterson(b,vo)Ricky Wellman(ds)Erin Davis(per)。
90年夏の欧州ツアー時の音源。おそらくオープニングの「Perfect Way」、バラードの「Time After Time」、締めの「Don't Stop Me Now」「Carnival Time」を省き、一枚に収録している。想像するに、この盤の製作者、ハードな展開の曲が好みだったのではないか。もしくは、そうした時にフィーチャーされることの多いギャレットが好きだったとか? ちなみに、音質が良すぎる。というより、ハイに作りすぎ(だと思う)。曲が若干速めに感じられ、マイルスの音がややトガリ過ぎに聴こえるところから思うに、テープを早めたのかもしれない。だが、前述のような製作意図があったとしたら、成功しているだろう。
曲では②「Hannibal」と⑤「Human Nature」が大好き。ぼくは、この2曲さえあればやっていける。気がします。