あうとわ~ど・ばうんど

Hannibal in Antibes

ハンニバル・イン・アンティーブ(紙ジャケット仕様)
こういうのも国内再発されるようになったんだねー。「ハンニバル・イン・アンティーブ/マーヴィン・ピーターソン」(enja/columbia)。77年、全2曲40分。Marvin “Hannibal” Peterson(tp)George Adams(fl,ts)Diedre Murray(cello)Steve Neil(b)Makaya Ntshoko(ds)。
10年以上前に出た輸入CDは音質劣悪だったので(さっき捨てた)、こうして最新リマスタリングで『ちゃんと聴ける』状態になったのは嬉しい。音質最高とまでは言えないのはサウンドに奥行きが感じられないからで、これはやはりマスターテープの問題だろうか。ただし、音質が上がると演奏も良くなるかというと、必ずしもそうとはいえないわけで、ややユルイ、という印象はあまり変わらない。ライヴ盤ということで言えば、やはり「ハンニバル・イン・ベルリン」(5月4日参照)に分があるなあ。
モア・サイティングス(紙ジャケット仕様)
ちなみに、アダムス=ハンニバル・コンビの「モア・サイティングスジョージ・アダムス」(enja/columbia。84年、全6曲43分。Adams(ts,vo)Hannibal(tp)John Scofield(g)Ron Burton(p)Walter Schmocker(b)Allen Nelson(ds))も同時再発。こちらの方はもともと安定感があるので、落ち着いて聴ける(ピアノがロン・バートンってのもいいよね)。