あうとわ~ど・ばうんど

Infernal Machine

Infernal Machine/Jazzmob」(jazzaway)。全10曲50分。Jon Klette(as)Gisle Johansen(ts)Kare Nymark(tp)Anders Aarum(p,rhodes,virus)Per Zanussi(b)Andreas Bye(ds)。
Jazzmobは、ノルウェーのグループ(らしい)。この日記おなじみのインゲブリクト・ホーカー・フラーテン(b)が参加した第1作「The Truth」、ポール・ニルセンラヴ参加の前作「Pathfinder」に続く、Jazzawayレーベル3作目。
バンドカラーとしては、ハードバップありモーダルありロック〜ファンクありフリーありの『燃焼系』というところだろうか。リーダーで熱情的アルトサックスのKlette、メカニカルかつ豪放なテナーサックスJohansen、リズム陣の面子は作品ごとに変わってきたが鍵盤にだけ前作同様Aarum、この3人がバンドの核だろう。
Johansenが大暴れする①「Pathfinder」(前作のタイトルと同じだが、不思議なことに、前作には収録されていない)から、それはそれはカッコイイのだ。Kletteのハードドライヴィングなアルトは③「Area 54」や⑥「Crossbreed」⑩「Social distortion」などでじっくり堪能できる。数曲でピアノも弾くがAarumのキーボードは、マイルス・ロストクインテット時代のチックのような面白い響きを持ち込み、バンドを鼓舞しまくる。とにかく熱い。