Back to the Circle
2月24日に紹介したThe Vandermark 5で陰の主役を務めていたDave Rempisの「Back to the Circle」を聴く。05年、全7曲42分。Rempis(as,ts)Tim Daisy(ds)。
ドラムとのデュオ。Rempisは2曲でテナーを吹くが、メイン楽器はアルト。アルトの音色は、日本人だと坂田明系とでもいうか、明るくて、ふくよかだ(ある曲など、予備知識のない人に聴かせて、坂田明と小山彰太のデュオだと言ったら信じるかも)。アルバムは、フリー的展開はあるにせよ、ドラムは基礎テンポを崩さず、非常にストレートで緊張に溢れた演奏が続く。
印象に残ったのは②「alexandria」とタイトル曲④。前者は、Rempisがテナーで最初はロングトーン中心、静かな展開から徐々に熱くなり終盤盛り上げる。後者はアルト。フォービートでガンガンいく。爽快感たっぷり。