Casino di terra / Cosa potrebbe accadere
イタリアのテナーサックス奏者 Edoardo Marraffa 参加の新作が出ている。
Casino di terra / Cosa potrebbe accadere
(Aut Records, 2019)
Edoardo Marraffa (ts, sopranino sax, compositions), Sergio Papaianni (elb), Gaetano di Giacinto (ds), featuring: Fabrizio Puglisi (arp odyssey), Valeria Sturba (electric violin), Stefano De Bonis (fender rodhes)
どうやらグループとしては2作品目らしく、前作は未聴である。昔ながらのフリージャズを現代的感性で演奏する、というイメージの強いマラッファだが、このグループで聴かれるのは『フュージョン』サウンドであって(中には「ススト」における「ガンボ」を思い出させるような曲もある)、エレベとドラムとのトリオを基本に、曲によってエレクトリック楽器が加わる。とはいえ、やはりマラッファ、表面上はともあれ、彼自身のプレイを追っていくと、いつもとほとんど変わらない、硬派で一本気なサックスプレイなのである。