あうとわ~ど・ばうんど

Alex Ward Item 10 - Volition (Live At Cafe Oto)


Alex Ward Item 10 - Volition (Live At Cafe Oto)
COPEPOD, 2018)
from left to right in the stereo spread; Alex Ward (elg, cl), Yoni Silver (as, bcl), Cath Roberts (bs), Sarah Gail Brand (tb), Otto Willberg (b), Andrew Lisle (ds), Charlotte Keeffe (tp, flh), Benedict Taylor (viola), Mandhira De Saram (violin), Joe Smith Sands (elg)


先日、Twitter でアレックス・ワードが来日していたと知って驚いたのは、ちょうど彼の新作を聴いていたところだったからだ。この Item 10 というグループはその名の通り10人編成で、彼が大規模アンサンブルのための作曲(と即興)に挑戦するため結成されたのだそうだ。メンバーは Andrew Lisle のような長年の仲間から、このグループが初共演となるミュージシャンまでさまざま。1曲目の短い曲のみオープニングアクトのように全員の音が鳴らされた後、それぞれ30分以上の2、3曲目では、ワードが曲の中で順次2~3人の組み合わせをチョイスし、即興(手法含む)を指示する構成で曲が進んでいく。時々ハッとするような聴きごたえはあるものの、グループとしてはまだまだこれから、というところだろうか。