あうとわ~ど・ばうんど

Ted Reichman - My Ears Are Bent

たしか以前から何度も書いていたと思うが、Mary Halvorson のギターの魔力にハマるきっかけとなったのは、6年前の11月に「Dragon's Head」を聴いたから(より正確に言えば、その1週間前に YouTube で観た動画がきっかけ)だった(09年11月18日参照)。

でも彼女の音を耳にしたのはそれが初めてではなく、実は遡ることその2年8ヶ月前にこのアルバムを聴いていた(しかもそこそこ気に入っていた)のだけれど、彼女の印象は全く無かったのだった。というわけで、久しぶりに聴き返してみる。


My Ears Are Bent by Ted Reichman (2006-04-11) 【並行輸入品】

My Ears Are Bent by Ted Reichman (2006-04-11) 【並行輸入品】

Ted Reichman(p, electronics, g, b, per, org) Mary Halvorson(elg) John Hollenbeck(ds)


ところどころ、現在の彼女につながる無重力感覚の片鱗が垣間見られるが、やはりサウンド全体では影が薄く、後年どんな編成にあっても強烈な主張をしている姿からは遠い。メアリーにもこんな下積み(?)があった、と思えば興味深い。