Don Cherry - Symphony for Inprovisers

ブルーノート・マスターワークス第二期第二弾から。

即興演奏家のためのシンフォニー

Don Cherry(cor) Gato Barbieri(ts) Pharoah Sanders(ts, piccolo) Karl Berger(vib, p) Henry Grimes(b) Jean-Francois Jenny-Clark(b) Ed Blackwell(ds)

これまた国内初CD化とは信じがたい。ガトーやファラオのアバレる傍らで、チェリーのコルネットが非常に瑞々しい。陰影ある音色とコードをすり抜けるフレージングはブッカー・リトルにも通じていて（そういえばチェリーは、リトルやフレディ・ハバードの2歳上で、ほぼ同年代。ちなみに、チェリーと同い年のトランペットにはマンフレッド・ショーフやマーカス・ベルグレイヴがいる）、オーネットと出会うまでは将来を嘱望されるバリバリのバッパーだった片鱗が垣間見える。