あうとわ~ど・ばうんど

エリック・ドルフィー生誕84周年

今年もこの日が来た。


ドルフィーの音楽に初めて触れた日から、20年以上が経過したわけだ。
ドルフィーの音楽に魅せられたその日が、自分がジャズにのめり込むきっかけだったのであり、大学進学後に無謀にもアルトサックスを始める動機につながったのであり、その後しばらくして、彼にあやかったタイトルのブログ(実は開始当初は全く関係ないタイトルだったのだが。苦笑)をとにもかくにも書き続けることになったのであり、さらに今年、ドルフィーについて書いた文章が自分の名とともに公刊物に掲載されることになったのであり、今につながる多くのことはエリック・ドルフィーという稀有なミュージシャンが存在してくれていたからこそ起こった奇縁なのだろう。


さて、ドルフィー関連の再発・まとめ音源は現在も出続けているが、驚くべきものはそう多くはない。

上記は未発表音源ではないが、一般にはほとんど出回っていない演奏らしく、64年3月、ミシガン州アン・アーバーでのライブ音源。ピアノは、まだフュージョンに手を染める前のボブ・ジェームス。この時の演奏のうちの一曲が、「Other Aspects」の冒頭曲である「Jim Crow」だそうだ。いつか、この時のステージの全貌が明らかになる日はこないだろうか?

Other Aspects

Other Aspects