2 Days In April / Anderson Drake Jordan Parker

今日はウィリアム・パーカーばかり聴いていたことになるのか（笑）

2 Days In April

Fred Anderson(ts) Hamid Drake(ds) Edward “Kidd” Jordan(ts) William Parker(b)
シカゴAACMの創設者のひとりであるものの、それまで歴史的存在としか認識されていなかったフレッド・アンダーソン当時70歳を、一躍現役スターに押し上げた大名盤。以後、昨年6月に亡くなるまでの10年余の活躍はご存じのとおり。今年、国内盤としてリリースされた。
いやはや、それにしても凄まじい演奏であることよ。ハミッド・ドレイク、ウィリアム・パーカーという猛者を相手に、キッド・ジョーダン当時63歳もさることながら、やはりフレッド・アンダーソンの存在感が際立つ。特異なことをやっているわけでない。彼が残した演奏を聴けば分かるが、フリーであろうとトラディショナル寄りであろうと、スタイルはだいたい同じ。なのに演奏が進むほどにどんどん突出してくる。このへん表現が難しいのだが、とにかく、よくわからないまま興奮させられる。そういうことだ。