Dance With Death

アンドリュー・ヒル探索シリーズ。
「Dance of Death／Andrew Hill」（blue note）。68年、7曲46分。Charles Tolliver(tp) Joe Farrell(ts, ss) Andrew Hill(p) Victor Sproles(b) Billy Higgins(ds)
メンバーに惹かれて購入。しかし結果的には、そのメンバーのせいで、あまり気に入らなかった。チャールズ・トリヴァーやジョー・ファレルがソロを取ると彼らの色が出すぎて、別にアンドリュー・ヒルのアルバムでなくていいんじゃないの、という気分になってしまう。やはりヒルには、ジョー・ヘンダーソンやサム・リヴァースやエリック・ドルフィーなどのような、異形系の管楽器奏者の方が似合うのかも。もっとも、チャールズ・トリヴァーは37年後のヒルの遺作「Time Lines」では、雰囲気ばっちりの演奏をするのだけれど。