Samuel
一昨年の偏愛盤である、私の大好きな作家サミュエル・ベケットを題材にした Scott Fields Ensemble「Beckett」(clean feed。07年2月13日参照)の続編が出ていた。
「Samuel/Scott Fields Ensemble」(new world)。3曲65分。Scott Fields(elg) John Hollenbeck(per) Scott Roller(cello) Matthias Schubert(ts)
今作も前作同様、各曲タイトルはベケットの戯曲から取られている。()内は、代表的な邦訳タイトル。
- Not I (わたしじゃない)
- Ghost Trio (幽霊トリオ)
- Eh Joe (ねえジョウ)
前作と比べると、曲のまとまりというか、バンドとしての一体感、の比重が高まってるような気がするけれど、これはたぶんレーベルカラーの違いによるものだろう。むろん本作も滋味深く、偏愛盤となりそうだ。