あうとわ~ど・ばうんど

ズボンで

ズボンでズボンで坂田明 & ちかもらち」(社会人レコード)。6曲57分。坂田明(sax)Chris Corsano(ds)Darin Gray(b)。
およばれ/tetrodotoxin」に始まり、昨年の収穫にも選んだ「かなしい/エクスプロージョン」を経て、第3弾となる坂田明ジム・オルークとのコラボ。オルークはプロデュースに回り、前2作で共演したオルーク派の若手2人とのトリオ。ちなみに、坂田をオルークにすげ替えると「恐山」(昨年12月25日参照)になる。
過激で叙情的な坂田の面目躍如といった演奏で、胸がスカッとする。難点を探せば、ドラムとベースが果敢に攻めるものの坂田を挑発するところまでは行っていないのが、やや残念なところではあるが、いやいや、十分満足です。それにしても、タイトルといいバンド名といいレーベル名といい、センスがよく分からん、どうにかならんのか(笑)。(29日参照)