あうとわ~ど・ばうんど

Konstrukt featuring Alan Wilkinson, Alexander Hawkins & Daniel Spicer - Lotus

久しぶりに OTORoku のデジタル音源をダウンロードする。これも先日同様にアラン・ウィルキンソン参加作品。

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Konstrukt featuring Alan Wilkinson, Alexander Hawkins & Daniel Spicer - Lotus
OTORoku, 2017)
Korhan Futaci(as, ts, fl, sipsi, kaba zurna, vo) Umut Çaglar(elg, gralla, bamboo fl, pocket drum machine, xylophones, perc, tape echo) Barlas Tan Özemek(elb) Ediz Hafizoglu(ds, cymbals, bells, turkish hang drum) + Alexander Hawkins(p) Alan Wilkinson(bs, bcl, vo) Daniel Spicer(pocket tp, bugle, bamboo sax, shenai, recorder, pan pipe, whistle, cow bell, kalimba, vo)


Konstrukt はトルコのフリージャズバンド。もはやそれがグループのアイデンティティーとなっているのか、ビッグネームたちと共演してはアルバムを出しまくっていて、本作も Cafe OTO の地元・英国を拠点とするミュージシャンたちとのコラボレーション。相手は、昨年10月に聴いたデジタル作品でも共演していた80年代生まれピアニストであるアレクサンダー・ホーキンス、おなじみの凶暴サックス奏者アラン・ウィルキンソンのほか、ダニエル・スパイサーというひとのことはよく知らない。Konstrukt は相変わらず、ときに土俗性も感じさせるごった煮サウンドを展開していて、前掲作よりも使用楽器が多いせいか彩りは増し、こういうシチュエーションにあっては、呼吸ではなく情念で管体を震わせているかのようなウィルキンソンの音がよく映える。エヴァン・パーカーとのデュオ作品のほか、最近耳にする機会の多くなってきたホーキンスのピアノも其処彼処で存在感を主張している。


試聴