あうとわ~ど・ばうんど

Roscoe Mitchell Duets with Tyshawn Sorey and Special Guest Hugh Ragin

Duets With Tyshawn Sorey And Special Guest Hugh Ragin

Duets With Tyshawn Sorey And Special Guest Hugh Ragin

Roscoe Mitchell(per, reeds, fl) Tyshawn Sorey(p, ds) Hugh Ragin(tp)
これまた非常に深みのある演奏。ロスコー・ミッチェルのソロ、あるいはタイショーン・ソーリーとのデュオ、時々ヒュー・レイギンが加わってトリオとなる。
ロスコーもすでに70歳を超えているが、飽くなきこだわりというのか探究心というのか、全く衰えないのだなあ。冒頭のパーカッションの音からすぐに惹きこまれ、タイショーンもヒューも全力でぶつかっていくがロスコーは何処までも自然体で、ふわりと受け止めているようなぬるりと躱しているような、知性的でありつつ、もしかしたらなあんにも考えてないんじゃないか、とも思わせる不思議な調子で、しかし、途轍もない緊張感を保って最終曲まで連れて行かれてしまう。