あうとわ~ど・ばうんど

Kevin O'Neil / Sous Rature

未聴だったスティーヴ・リーマンの公式初録音アルバムをついに入手した。(ネットで大きなサイズのものが拾えなかったので、ジャケを直接撮影したがかなり草臥れている。プラケースも壊れていたし…)
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Kevin O'Neil / Sous Rature
Barking Hoop Records, 2000)
Kevin O'Neil (g, composer), Steve Lehman (as), Jackson Moore (as), Kevin Norton (ds, perc)


1999年8月録音というから、リーマンはまだ20歳を超えたばかりのころ。メンバーはいずれも当時、アンソニー・ブラクストンの元で活動を共にしていた精鋭たち。アルバムはリーダーのケヴィン・オニール(ノートンと共に参加したブラクストンの2003年のスタンダードカルテットが有名)を中心として、彼の作曲作品1曲のみの47分一本勝負である。リーマンも同楽器のジャクソン・ムーア(97年のナインテットへの参加が有名)とともに、若さとガッツで、という形容詞が似合いそうな、最近はとんとお目(耳)にかからなくなった熱いブロウを展開していてうれしくなる。

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なお、ケヴィン・ノートンが主宰するこのレーベルは、11枚の作品を残して10年以上前に活動を停止しているのだが、うち1枚だけが bandcamp でデジタルアルバム化されている。トニー・マラビー、デイヴ・バルー、ジョン・リンドバーグが参加しているので、興味がある人はどうぞ。