あうとわ~ど・ばうんど

Kevin Norton Quintet / Change Dance (troubled energy)

スティーヴ・リーマンの初期参加作品を入手。

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Kevin Norton Quintet / Change Dance (troubled energy)
Barking Hoop, 2002)
Kevin Norton (ds, glockenspiel, perc) Mark Dresser (b) Dave Ballou (tp, cor) Steve Lehman (as, sopranino) Rachel Telesmanick (as, bs)


スティーヴ・リーマンが CIMP レーベルに初リーダー作となるライブ録音を行った翌月、2001年6月のスタジオ作品。ここで主役として活躍しているのはリーダーのドラム、ではなく、マーク・ドレッサーのベースであって、サウンドの屋台骨として、また駆動輪として抜群の存在感で躍動しまくっている。管3本はどちらかといえば脇役のようであるが、それでも当時23歳のリーマンが登場するや、粗削りながら若さと気合に溢れた、と、どうしても形容したくなる印象的なプレイにやはり惹きつけられる。今ではこの頃のような異物感と曲折感が満載の激しいサックスはあまり聴かせてくれないが、いつかまたワンホーンでブロウしまくるアルバムを作ってはくれまいか(まだ言ってる)。

さて。これで、リーマンの未入手初期作品は Kevin O'Neil の「Sous Rature」だけとなった。こちらも、いつかぜひとも聴いてみたい。