Devouring the Guilt
シカゴの新興レーベル、Amalgam の新作を聴く。
Devouring the Guilt
(Amalgam, 2017)
Gerrit Hatcher (ts) Eli Namay (upright & electric bass) Bill Harris (ds)
ケン・ヴァンダーマークやマーズ・ウィリアムスら、今や押しも押されぬスターたちを輩出しているシカゴのジャズシーンだが、彼らの下にもデイヴ・レンピス、ニック・マッツァレラ、キーフェ・ジャクソンなど、後続世代がどんどん台頭している。本作でテナーを吹いているのはさらにその下の世代、90年代生まれのゲリット・ハッチャー。ここでドラムを叩いているビル・ハリスが主宰するこのレーベルから、今年夏には無伴奏サックスソロ作品も出しており、注目の若手と言ってよさそうだ。前記ソロ作品で曲を捧げた2人の先人、フランク・ロウとフランク・ライト、と誰かを足して3で割ったような、パワフルで繊細なフリージャズを聴かせてくれている。
参考動画(最近、この組み合わせの新作も出た。こちら)
www.youtube.com