あうとわ~ど・ばうんど

Roscoe Mitchell - Bells For The South Side

MITCHELL, ROSCOE

MITCHELL, ROSCOE

Roscoe Mitchell(sopranino, ss, as, bass sax, fl, piccolo, bass recorder, per)
James Fei(sopranino, as, contra-alto cl, electronics) William Winant(per, tubular bells, glockenspiel, vib, marimba, roto toms, cymbals, bass drum, woodblocks, timpani)
Hugh Ragin(tp, piccolo tp) Tyshawn Sorey(tb, p, ds, per)
Craig Taborn(p, org, electronics) Kikanju Baku(ds, per)
Jaribu Shahid(b, bass guitar, per) Tani Tabbal(ds, per)


ロスコー・ミッチェルの新作は、彼を核とした4つのトリオを一堂に会して行われたライブ録音。2枚組に収められた全12曲の様々なタイプの曲は全てロスコーのオリジナルで、「自分史」としての側面がある、のだそうだ。参加しているタイショーンの作品群にも通じるような静謐な出だしから、エレクトロニクスを駆使した色彩豊かなテクスチャ、彼自身の過激なソロを中心とした集団即興、等々を経て、最後の最後にロスコーがメンバーの名を連呼しながら、それまでの音楽が嘘であったかのように、フツーのジャズが演奏されるに至って笑ってしまった。加藤一二三は引退したが、同い年のロスコーは現役のまま、相変わらず頭がおかしいとしか思えない(誉め言葉です)過激な音楽をつくり続けている。


参考動画
www.youtube.com