あうとわ~ど・ばうんど

ショロー CLUB / from 1959

ようやく聴く。

from 1959

from 1959

芳垣安洋(ds, per) 大友良英(elg) 不破大輔(b, elb) + 山本精一(elg, vo)


いずれも1959年生まれというトリオに、1958年生まれの山本精一さんがゲストに加わっている。しかし、芳垣さん大友さん不破さんの3人が同い年(学年は違うひともいるようだが)というのは驚いたなあ、見た目はどうしたって……。ちなみに4人とも渋さ知らズのメンバーでもある(一度参加すると以後永久にメンバーだそうだが、大友さんが参加していたのはナツメグからデビュー盤を出す以前、90年ごろというからかなり古参だ)。このメンバーで、演奏曲に「ロンリー・ウーマン」「ラジオのように」「ファースト・ソング」「ひこうき」があるということは一定のカタルシスは約束されたも同然で、事実、期待を裏切らない。ちなみに「ロンリー・ウーマン」には山本精一さんも加わっているけれど、これって珍しいんじゃないかなあ、よく知らないが。田中啓文さんがこのアルバムについて『グルーヴしていて、なおかつ悲愴』と書いているのは確かにその通りで、しかしそれはこの周辺のミュージシャンたちの音楽に共通した美質でもある。