あうとわ~ど・ばうんど

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Gayle / Barcella / Cabras - Live in Belgium

やっと届いた。


Gayle / Barcella / Cabras - Live in Belgium
el NEGOCITO Records, 2017)
Charles Gayle(ts, p) Giovani Barcella(ds) Manolo Cabras(b)


リビングレジェンド、フリージャズ界の至宝、枕詞は何でもいいのだが、チャールズ・ゲイルの最新作である。ゲイル以外の2人はいずれもイタリア系だろうか。録音は2015年1月、2年以上前になるが、前作「Live at Jazzwerkstatt Peitz」が14年5月録音だったから、CD作品としてはゲイルの最新録音となる(デジタル作品では、OTOROKU の「Charles Gayle / Roger Turner / John Edwards 26.05.15」がある。昨年3月19日参照)。なおこのメンバーでつい2週間前にもパリでライブをやっていて、今も活動意欲は衰えていないようだ(下記動画参照)。とはいっても、ゲイルもさすがにパワーが落ちたのか、本作は7曲40分と各演奏は短く、サックスを休んでいる時間やピアノ演奏の比重も増している感があるが、いやいやいやいや、例えば2度演奏される「Tears」という曲の冒頭、たった一音で魂が震えるような背筋が凍るような頭が冴えるような胸が一杯になるような感動を味わわせてくれる圧倒的なサックスの音は健在である。そんな音楽家は今も昔もそうはいない。もしアルバート・アイラーが順当に年を重ねていたらそうであったかもしれない、そんな凄い音である。しかも一音で終わりじゃない。その音でずっと吹き続けるのだ。1939年2月生まれだから御年78歳(録音時75歳)。ジャズ史を振り返ってみると、こんな凄い音を発しながら長生きできた人は実はほとんどいない。だから往時から衰えたとはいっても、こうして吹き続けてくれていることに(ゲイルの信条にあやかって言えば)神に感謝、なのである。

ところで今回、ゲイルのピアノプレイが凄く良い、と感じた。いつもはサックス演奏の箸休めぐらいの認識だったのだが、深く反省せねばならない。


参考動画(上記参照)
www.youtube.com