あうとわ~ど・ばうんど

Elliott Sharp with Mary Halvorson and Marc Ribot - Err Guitar

メアリー・ハルヴァーソン参加の新作を聴く。

Err Guitar

Err Guitar

Elliott Sharp(g) Mary Halvorson(g) Marc Ribot(g)


エリオット・シャープがリーダーで、メアリーとマーク・リボーはゲスト。トリオ、それぞれのソロのほか、エリオットとメアリー、エリオットとマークのデュオが演奏されるものの、メアリーとマークのデュオはない、ようだ。3人は歪み系ギター(というジャンルがあるかどうか知らない)の三蹟ともいえようが、そんな中にあっても、わたしがつい耳奪われる演奏はどれもメアリーが加わっているものばかりで、皆、音やリズムを自在に歪ませているが、時空すら捻じ曲げているのは一人メアリーのみであり、先輩二人を差し置いて抜群の存在感なのである。

ところで、メアリーのソロ曲なのであるが。ルーパー(?)を使ってなかなか面白い効果を上げている。大変短い演奏なのだけど、これ、一曲で一枚のアルバムになるような長い演奏にすれば、歴史に残るような傑作が生まれるんではないかと思うのだが、どうだろうか。