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Noël Akchoté - KCS (Kansas City Sessions)

とにかく矢継ぎ早にデジタル作品をリリースしてくるノエル・アクショテが、また面白いアルバムを出してくれた。当然、メアリー・ハルヴァーソン参加である。


Noël Akchoté - KCS (Kansas City Sessions)
(KCS, 2017)
Joachim Badenhorst(cl, bcl, ts) Mary Halvorson(elg) Noël Akchoté(elg, musical direction) Brad Jones(b) Han Bennink(ds)


今年3月7日、パリでのライブ。メンバーは最近コラボレーションの多いアクショテとメアリーの2人に加え、ヨアキム・バーデンホルストブラッド・ジョーンズ、そして何とハン・ベニンク!の5人。さらに何と何と、このクインテットがテーマにしているのは、タイトルからも察せられようが(?)カンザス・シティー・ファイヴ(ないしシックス。ただし、そのレパートリーを演奏しているわけでもないが)なのだからまた驚きである。

しかもこれがなかなか良い。表面的にはかなりオーソドックススタイルというか、オールドスクールな体裁を繕っているのだけれど、その裏で両ギターは妖しさ(あるいは、怪しさ)満点で、ソロになればバーデンホルスト含めフリーに弾けもするが、デューク・エリントンの例を持ち出すまでもなくプレモダンとフリーは実はとても相性が良くって、伝統的スタイルと奔放なプレイがとてもマッチしていて、楽しいことこの上なし。最終曲である「I'm Getting Sentimental Over You」が余韻を深く残す。