あうとわ~ど・ばうんど

Mats Gustafsson & Craig Taborn - Ljubljana

中古盤聴きを一休み。このアルバム、収録曲(時間)から推察するにLPのみのリリースと思われるので、ダウンロードで聴いてしまうことにする。

Ljubljana

Ljubljana

Mats Gustafsson(reeds) Craig Taborn(p)


2015年7月、スロベニアリュブリャナ・ジャズフェスティバルで行われたわれらがマッツとクレイグ・テイボーンによる異色デュオ。なかなかに趣深い音楽となっていて、マッツは轟々と吼えるよりも多彩かつ微細な響きの変化を中心に聴かせるのに対し、テイボーンも繊細なフレーズで応戦するのだが、ややもするとマッツの方が単調に聴こえてしまう瞬間もあって、ニューヨークダウンタウンシーン・トップクラスの対応力に舌を巻いてしまう。先日のヴァンダーマークの6枚組(16日前半後半)もそうだったし、マシュー・シップとジョン・ブッチャーの共演(12月2日)も然りだが、こういった今まではあまり交わってこなかった組み合わせの妙味というのも、まだまださまざまな可能性が眠っている一大鉱脈と思われるので、今後どんなコラボレーションが実現するか楽しみは尽きない。


参考動画
www.youtube.com