あうとわ~ど・ばうんど

Ornette Coleman / Sound Museum : Hidden Man

ヴァンダーマークの6枚組を寝かせたまま、再び中古盤に戻る。

Sound Museum (Hidden Man)

Sound Museum (Hidden Man)

Ornette Coleman(as, tp, vln) Geri Allen(p) Charnett Moffett(b) Denardo Coleman(ds)


Sound Museum (Three Women)」は持っている(昨年5月20日参照)が、こちらは未聴のままになっていた。「Three Woman」と、全14曲中13曲まで同じ曲が演奏されるが、アレンジは違う。ので、同じような作品を聴いている感じはしない。そういえばオーネットは「フリー・ジャズ」におけるダブルカルテットをはじめ、「ダンシング・イン・ユア・ヘッド」ではA面もB面も同じ曲を演奏し、「In All Languages」でもプライムタイムとオリジナルカルテットに同じ曲を演奏させ、そもそもプライムタイム自体がツインベース・ツインドラム、といった具合に対置手法が好きなミュージシャンなのであった。「Three Woman」と「Hidden Man」はそれぞれのアレンジに一長一短あり甲乙つけがたいが、本作の方には異質なヴォーカル曲が収録されていない(代わりに入っているのが「What A Friend We Have In Jesus(星の世界)」なので驚く)し、オーネットの吹きまくり度が高い気がするので、こちらに軍配を上げたい。


試聴
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ところで、オーネットの生前最後のパフォーマンスをとらえた「CELEBRATE ORNETTE」が発売されたが、オーネットの公式HPから直接注文できるようになっている。本体100ドルに送料が30ドルかかるけれど、日本国内の某店(既に売り切れたらしいけれど)で買うより1万円近く安い。あー楽しみだー。