あうとわ~ど・ばうんど

Arashi / Semikujira

坂田明さんがポール・ニルセンラヴ、ヨハン・バースリングと組むグループ「Arashi」の新作を聴く。

Semikujira

Semikujira

坂田明(as, cl, vo) Johan Berthling(b) Paal Nilssen-Love(ds, per)


坂田さんの演奏はどんなグループのどんなアルバムも、もはや大同小異というか同工異曲というか同質異像というか異路同帰というか異体同心というか異字同訓というか(違うものが混ざっている気がする)、大雑把に言って受ける印象はだいたい同じ。若いころはその微細な違いを味わったものだけれど、年をとってからはそういうことにこだわることがなくなり、常に新鮮な気持ちで楽しめるようになった。もっとも、忘れっぽくなり、こだわる気力がなくなった、というのが正直なところではあるが。ちなみにポールが坂田さんの演奏の雰囲気に合わせるように、和太鼓みたいなフィーリングでドラムを叩いていることが多いように感じたけれど、前作「Arashi」でもそうだったかどうかは忘れた(笑)。


試聴